2024/04/24
家族信託の基礎知識6
家族信託は、遺言書と同等もしくはそれ以上のパワーがあります。 遺言書では、財産をどのように分けるか自分の財産についてしか書けません。 つまり、子供たちに相続した財産は、それを子供たちがどのように使おうが勝手です。 一方、家族信託では、設定した受益権の行き先を何代にもわたって決めることができます。...
2024/04/23
家族信託の基礎知識5
家族信託と言っても、なんでも信託できると言うわけではありません。 委託者の一身専属権と言われるものは信託できないことになっています。 ・年金受給権 ・生活保護受給権 ・扶養請求権 これらが、一審専属権と言われるものです。 その人に結びついた権利で、その人固有の権利と言えます。...
2024/04/22
家族信託の基礎知識4
家族信託は、自由度が高い制度です。 家族信託も契約行為の一種ですので、 契約の自由に基づき、原則、委託者と受託者が納得していればどんな内容でも成立します。 誰の承認も許可も同意も必要ありません。 ただ、これがあとあと問題になることもあります。 委託者は被相続人であることが多く、受託者は相続人である場合がほとんどです。...
2024/04/21
家族信託の基礎知識3
家族信託の登場人物はザックリ3人です。 委託者・・・財産を託すひと 受託者・・・財産の管理、運用を託される人 受益者・・・財産の管理、運用から得られる利益を受け取る人 3人とも誰がなっても構わないのですが、 通常は、委託者イコール受益者となるケースが多く、 受託者は委託者の家族がなることが多いようです。...
2024/04/20
家族信託の基礎知識2
委託者であるお父さまが受託者である息子に財産を託しました。 さて、委託した財産は誰のものでしょうか。 たとえは賃貸アパート。 委託することにより所有者の名義はお父さまから息子へと移ります。 名義は息子へと移りますが、息子のものになるわけではありません。 名義が移る理由は、賃貸アパートの管理運営を受託者である息子がやることになるからです。...
2024/04/19
家族信託の基礎知識1
最近、家族信託という言葉をよく聞くようになりました。 テレビなどでも取り上げられ、認知症対策や相続対策のひとつの手段として語られています。 家族信託とはいったいどのようなものなのでしょうか。 その前に、成年後見制度についてお話する必要があります。 成年後見制度は、認知症などにより判断能力が低下した人を法的に保護するための制度で、...
2024/04/18
アパート事業法人化のメリット
個人のアパート事業では、不動産所得が増えるに伴って所得税が重くなっていきます。 また相続財産も年々積み上がっていくため、オーナー死亡時の相続税も増えてしまいます。 そこで考えられるのが法人化です。 アパート経営を法人化するメリットとしては主に次のようなものがあります。...
2024/04/17
認知症と相続
認知症はゆゆしき問題ですが、相続の場面でも大きな影響があります。 認知症は程度にもよりますが、本人の意思表示ができなくなっていく病気です。 病気が進行すると、文字を書くこともできなくなります。 本人の意思表示ができなくなると、色々と困ることが出てきます。 相続人の中に認知症の方がいらっしゃると、相続手続きが進まなくなるのです。...
2024/04/16
相続税の時効
相続税にも時効があります。 相続税申告の期限から5年、もしくは7年を経過すると納税義務がなくなります。 では、5年と7年とでは、何がどう違うのでしょうか。 簡単に言ってしまえば、わざとかわざとじゃないかと言うことです。 相続税が課税されるとは思っていなかった、 自分自身に納税義務があるとは思っていなかった、というような場合は、...
2024/04/15
暦年贈与
毎年1月1日から12月31日までの1年間に贈与を受けた金額が110万円以下であれば、 原則贈与税は課税されません。 年間の贈与(暦年贈与)には、110万円までは非課税枠があると言うことです。 ただし、この暦年贈与にも落とし穴があります。 ①贈与契約書の作成 贈与は渡す側と受け取る側、双方がそれそれ納得をしていなければなりません。...

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