俺が死んだら、財産は好きに処分してくれ!と言って亡くなった資産家の方がいらっしゃいました。
残された資産は、賃貸マンションが2棟とアパートが1棟。
資産のほとんどは不動産でした。
残された現金は少なく、今後の事を心配した奥さまは賃貸マンションをひとつ売却することにしました。
当然の選択肢ですね。
ところが、いざ売却の段になって義理の兄弟姉妹から酷いことを言われたのです。
兄さんが築き上げた財産をあっけなく売却するなんて、酷い嫁だ!
そんなこと言われてしまうと、売りづらくなっちゃいますよね。
義理の兄弟姉妹は場外の人達ですので、全く気にする必要はないのでしょうが、
今後も、親戚づきあいをしていくとなると、無視するわけにもいきません。
このケースでは、結局、賃貸マンションの売却あきらめ、
奥さまが小さな子供を奥さま両親に預けて、働きに出るということになったのです。
賃貸マンション、賃貸アパートの家賃は入ってきますが、
築20年以上、空室が目立つようになってきました。
建物のメンテナンスにもお金がかかります。
近々、大規模な修繕、リニューアルが必要ですので、そのために家賃をプールしておく必要があるのです。
こんなことを避けるために、資産のバランスを適正に保つと言うことが重要になってきます。
今回のケースでは、あらかじめご主人がマンションをひとつ売却して、ある程度の現金を用意しておくべきでした。
ご主人が自ら築いた財産ですからご主人が処分するのに、誰も文句を言うことはできません。
残される人の立場、発言力、人間関係によっても代わってきますが、
少なくとも、亡くなを
作り上げておきたいものです。
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