30代40代で郊外に庭付き一戸建てを購入したものの、
子供たちが独立したために、中途半端に広い家を持て余しているという話を時々聞きます。
2階建で階段の上り下りがしんどくなってきた。
最寄り駅まで徒歩20分は暑い日、雨の日にはかなりこたえる。
庭の草むしりや植木の手入れがたいへん。
めちゃくちゃ田舎と言うわけではないが、都会でもない。
バブル期に分譲された大型開発なので、住民はみな同世代。
隣近所も一斉に高齢化が進んでおり、同じような事情を抱えているケースが増えています。
駅近で利便性が高くバリアフリーのマンションに住み替えるというのが
ひとつの解決策にはなるのしょうが、自宅の売却が前提となります。
人口減少により郊外の一戸建ては売るに売れない時代を迎えようとしています。
築20年以上の戸建ては、更地にしないと売れないというケース目立ちます。
建物の取り壊し費用で百万円近くかかり、敷地測量図などがない場合は
境界確定のための測量で数十万かかり、売却の準備をするだけで二百万近くかかるなどと言うこともあります。
今から5年後、10年後になり、ご自身も70代、80代になってからでは身動きが取れなくなります。
今後、マイホームをどうしていくべきなのか、子供たちの独立を契機に
独立した子供たちも含め、家族全員で話し合っておくことが必要かもしれません。
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